激務のアシスタントディレクターは休みが取れるのか！？

きつい激務に明け暮れるテレビ局のアシスタントディレクター(AD)は、満足に休みを取れているのか見ていきます。

決まった勤務時間はない

アシスタントディレクターというように、ADの役目は文字通りディレクターのアシスタントです。

そのため、ディレクターの指示にはいつ何時でも対応できなければなりません。

一般的な会社勤めのように午前9時から午後5時までが勤務時間などということはなく、昼夜問わず必要な時はいつでも働くのがADです。

特に朝の生番組やドラマの撮影などを担当する場合、家に帰れないことも珍しくないほど激務になるのが一般的です。

食事を取る時間もままならないこともあり、肉体的にも精神的にも体力のある人でないと長続きしません。わずかな時間を上手に使って休憩するなど効率の良さも求められます。

長くなりがちな勤務時間

ADの基本的な仕事が情報のリサーチとディレクターの補助です。

リサーチは間違った情報をテレビで流すわけにはいきませんから、番組で使用する資料や情報などは細心の注意を払ってリサーチします。

以前ならリサーチしようにも物理的な制限がありましたが、今ではネットの普及で時間も距離もあまり関係なくなりました。

いつでもどこでもリサーチが可能になったことで、ADの仕事量や勤務時間は増加する傾向にあります。満足に休むこともできず疲弊して辞めていく人も多いのです。

入社先によるところが大きい

そんなADでも休日がないわけではありません。

法律で定められた休日があるのが建前です。

が、それはあくまでも建前です。

しかし、担当する番組が複数ある場合など、何日も働きづめということもよくあります。

月に数日あるかないかの休みの日も寝て過ごして体力の回復に充てる場合がほとんどです。

逆に、ローカル局など業務量がそれほど多くない職場なら、ADもしっかり休みが取れる場合もあります。

忙しい職場に入社したら人間らしい生活もできないほどの激務にもなり得ますが、働く場所によって同じADでも大きな差があるということです。

キー局のプロデューサーなど高い目標を掲げるのであれば、激務でろくに休みも取れない生活にも耐えられるだけの覚悟が求められます。

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